第42章 ●意外と意外の組み合わせ
……かなりの強硬手段に出た気がする。
モブリットの陰茎を指先でなぞりながら、
少しばかり反省するが、
これ以外に自分がモブリットに
お返しできるものはないと思う。
……それに、私自身も人肌が恋しかった、
というのもある。
ソフレの話を
モブリットにしたことがあったけど、
実際私も添い寝で済むような仲は
未だに信じられてない。
それでも、モブリットは
今までずっと添い寝だけで
過ごしてくれていたんだから、
もうその関係を認めてもいいとも思った。
でも、やっぱりそれじゃ
こっちの気が済まない。
明らかに我慢しているであろう
モブリットの表情は
幾度となく垣間見ていたし、
添い寝してくれてありがとう、
今度ご飯でも奢るよ~
という軽いお礼で
済まされるとは思ってない。
背中越しにモブリットのものを盗み見る。
……触った時に思った通り、
意外な大きさに驚いているけど、
もうこの驚きには慣れてもいた。
そんな筈はないのに、
この世界の人間は、
みんな大きいんじゃないか。
という錯覚に陥りそうで怖い。