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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第39章 再会の意味




結局エレンの強い誘いで、
一緒に夕食をとることになる。


店は、これもエレンの要望で、
前回リヴァイも一緒の時に行った所。

これまた前回と同じ席に座るのは、
リヴァイに出会ってから恒例の事らしく、
それはジャンが気怠そうに教えてくれた。



新しい仲間を見つけたような、輝く眼差しで
正面に座っているモブリットと話すエレン。

エレンの横の席に座り、
その様子を注意深く観察しているミカサ。


その姿を見ているとかなり面白い。


エレンはミカサのことを
“家族”と紹介してくれたが、
ミカサの様子を見ていると
家族の域も恋人の域も
軽く超えている気もする。


「今、ミカサとエレンの関係が
何なのか考えてるだろ。」


隣に座っているジャンに問いかけられ、
視線をジャンに移した。


「お。当たり。よく分かったね。」

「そういうこと考えるの
好きそうだからな。」

そう言うジャンは肩頬に笑みを浮かべる。


「ミカサとエレンは家族っつっても
血の繋がりはないから。
まぁ、お互い本当の家族みたいに
思ってるみたいだけど、
実際ミカサは見ての通りの感じだろうな。」

「そっか。
じゃぁジャンにチャンスはないのかもね。」


そうポツリと呟いた瞬間、
ジャンの目が一気に丸くなった。

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