第37章 ●今度こそ
重なった唇は、お互いを求め合うように
自然と深いキスを欲する。
舌を繋ぎ、無意識のうちに絡まった指先は、
今度こそ離れることはなく、
エルヴィンはそのまま凛をソファーに
押し倒した。
「……君をベッドまで運びたいところだが、
そこまで持ちそうにないんだ。」
そう言って露わにした陰茎を見て、
凛は思わず息を呑み、
ちいさく笑みをこぼした。
「同感です。」
凛はそう言うとすぐエルヴィンの陰茎を
手で包み込むように握る。
それと同時に、
エルヴィンは凛の首元に舌を這わせ、
凛のズボンの中に手を入れ込んだ。
すでに湿っている下着に触れ、
再び強い興奮が巻き起こり、
衝動的に下着の中に指を差し込んだ。