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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第27章 避けられない相手



書類に対する嫌悪の感情が
顔に出ていたのか、
私の脳内妄想を読み取ったであろうエルヴィンは
フッと小さく息を漏らす。

穏やかに笑う表情は
疲れているようにも見えたが、
まだ心に余裕があるのも分かった。

エルヴィンの体力はやっぱり計り知れない。


「君と俺たちとじゃ元々の体力が違うだろう。
それに、凛はこっちの世界に来てから
疲れやすくなったじゃないか。
俺が大量の仕事を君に任せているから」
「エルヴィン。」

咄嗟に声を張り、エルヴィンの言葉を遮る。


その先に続く言葉は容易に想像できたが、
それは全くのお門違いだ。

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