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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第24章 売り言葉に買い言葉



「まぁどこで拾って来ようが
俺には関係ねぇがな……」


それならそろそろ解放して下さい。

心の中で呟きつつ、
戻りたい気持ちを醸し出そうと、
エルヴィン達の方に目を向ける。



………が、


「お前、どうせ“枕営業”でも
させられてんだろ?」


その一言で、少しばかり頭に血が上り、
思わず師団長に強い視線を向けた。


「何だ。図星だったか?」

「いいえ。逆です。
私はしてもいいと思っているんですが、
させてもらえないんですよ。
ナイル師団長、
“そういうの”に興味あるんですか?」

そう問いかけた途端、
師団長の顔色が少し変わる。

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