第23章 新しい出会い
「リヴァイ、凛。おはよう。」
リヴァイと一緒に
朝食を摂りに食堂へ訪れると、
エルヴィンの明るい声に迎えられる。
「エルヴィン団長、おはようございます。」
挨拶を返して、
エルヴィンと少し離れた位置に座ると
「なんだ。今からその調子でいくのか?」
エルヴィンは少しばかり
不機嫌そうな声を出した。
「……当たり前です。
今から練習してないと、
合同会議で墓穴を掘ったら大変なので。」
エルヴィンに耳打ちすると、
リヴァイは小さく息を漏らす。
「だが、お前の敬語は
いくら聞いても慣れない上に、
かなり不自然だな。」
「……これから地道に慣れて下さい。」
隣に座ったリヴァイに鋭い視線を向けると、
エルヴィンとリヴァイは顔を見合わせ、
肩を竦めた。