第132章 ●確かめながら
「あっ、んぅ…、」
切ない声に誘われるように、膣深くに指を入れ込んでいく。
一本だけでも十分甘い声を聞かせてくれるが、もっと卑猥な声を聞きたくなって、すぐに二本目の指を入れ込み、丁寧に掻き回し始めた。
「あぁっ、あっ、んっ…ん、…!」
「……いい声だね。気持ち良さそう。」
「ぅあ…、んっ…、いいっ……!」
もう返事をすることも儘ならないのだろう。
それでも必死で声にしようとする様子が可愛くて、指先に一段と情動が加わる。
表情も声色も艶っぽさを着々と増し、早々に絶頂感を帯びた声が部屋に響き渡った。
「……はぁっ…、」
「立ってるの、辛いだろう?ベッド行こう。」
立ち上がろうと腰を浮かすが、凛に強く肩を押され、また椅子に逆戻りする。
「んっ…、いい、このまま、入れるっ…、」
凛は弾んだ呼吸のままで、徐に下着を脱ぎ去り、膝に跨った。
「これ、すごい興奮するんだけど……」
ため息交じりに本音が漏れる。
既に膨らみ切っていた陰茎に、じっとりと濡れた陰部が擦りつけられ、意図せずとも身体は小さく震えた。