第129章 ●繊細で優しい戯れ
粘り気のある液体が、
すぐに指先に纏わりつく。
女から湧き出る愛液に触れるだけで、
こんなにも興奮を覚える事実にも、
最近ようやく慣れてきた。
「んっ、はぁ…ん…、」
艶っぽい吐息が耳を掠める度に、
膨れ上がった陰茎は、
凛の背中を不規則に押し始める。
「リヴァイっ…、辛い……?」
「辛くねぇよ……
こうして、お前の気持ちよさそうな顔を
見ていたい。」
恥ずかしそうに微笑む凛を、
後ろからますます強く抱き寄せ、
膣内に指先を入れ込んでいく。
指先を小刻みに動かす度、
後ろ手で首筋に回された腕に引き寄せられる。
これ以上にないほど身体を密着させた状態で、
指の動きを速めていくと、
啼き声は徐々に膨らみを含んで、
快感の発散を求めているようだった。
「あっ…、や…ダメ…、」
「イっていい、我慢するな。」
「リ、ヴァイの、中で…イかせて……?」
もう限界のくせに、
そんな言葉を恍惚しか感じられない表情で
投げかけられて、反発できる筈がない。
抗いたいとも思わない。
凛の身体を少し浮かせてすぐ、
一気に膣内へ膨らみ切ったモノを挿し込んだ。