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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第120章 嫉妬の続き



「君のいた世界に団長と兵長が飛ばされた時、
団長と兵長の身体にも
色々変化が起きていた話、聞いたことある?」


「……いや、二人から
直接聞いたことはなかったかも。」

「それでも一緒に生活してて、
思ったことはある?」

「ここで生活していた時より
二人の睡眠時間が長くなった、ってことは
二人が話してる様子から感じ取れてたかな……」

「それと?」


既にモブリットは
私が気になっていることに気付いている。

躊躇いながら言葉を選ぶ。




「……多分。性欲が増してた。」

「そうみたいだね。」



「……エルヴィンとリヴァイも、
今の私と同じ状態だったってこと?」

「ああ。
だから、君に勉強を教えるにあたって、
二人から忠告されたんだよ。
“凛に触るな”ってね。」


……あからさまな忠告過ぎる。


それでも、その言葉と
二人が生活していた時の様子を聞いただけで
きっと鋭いモブリットには、
その意味が伝わっただろう。



「確かに勉強中、モブリットに
触られたことはなかったかも。」

「俺もかなり注意してたから。
何せすごい剣幕で忠告されたからね。」


モブリットは当時を思い出したのか、
少し頬を緩ました。

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