第103章 ●お酒の力?
「あぁっ、あっ…、んんっ!!」
「……っ…、イクのが早ぇな……
そんなに欲しかったか……?」
「ぅんっ…、もっと、もっとほし、いっ…!」
また強く身体を引き寄せられ、
陰茎は吸い込まれるままに奥の壁を強く叩く。
凛の声は黄色く上擦り、
その声は身体の芯まで快楽を後押ししてきた。
凛にはしつこく快感の状態を
口にして欲しくなる。
今まで他の女でこんなことをさせようと
思ったことはない。
言わせたところで
こっちの快感に繋がらないことくらい
分かりきっていたからだ。
……だが、凛は違う。
ここでもこいつが自分にとっての
“特別”なんだと実感する。
それくらい、
凛の口から発せられる文字は
こっちの昂奮を極限まで引き出した。