第1章 妹⁈
しばらくして、日高に、
日「西島って妹居たのか⁈」
と聞かれた。
西「俺、知らないんだけど……」
本当に知らない。
誰かと勘違いしているのかな?
桜「私が妹だって事、西島さんは知らないと思います。
私がお母さんのお腹に居ると分かった時、同時に手が見つからないと言う事も分かりました。
その事を知ったお母さんはお父さんだけに言い、西島さんには伝えませんでした。
私が生まれたときに伝えようとしていたそうです。
でも、事件が起きました。
私は予定通りの日に生まれました。そして、数日後に手を付ける手術をしました。手術は無事成功しましたが、
手術後に看護師が間違って、私ではない、他の人の赤ちゃん用ベッドに置いてしまったのです。
運悪くそのベッドは、その病院にしかない捨て子用ベッドだったのたです。
私がそこに置かれた事は誰も知りませんでした。
次の日、病院では医師、看護師、お母さん、お父さん、警察が私を探していました。
私はもうすでに孤児院に送られてしまい、見つかる事はありませんでした。
それからもお母さん、お父さん、警察は私を探していたそうです。
そして、10歳になった時、孤児院に泣き崩れたお母さん、お父さんが来ました。
私を置き間違えた看護師が警察に言ったそうです。
それから私はお母さん達と暮らす予定でしたが、看護師の話しだけではと、一緒に暮らす事ができませんでした。
3年という月日が流れました。そろそろ孤児院を出なければいけません。ある日、一人の男の人が孤児院に訪れ、私を養子にしたいと言ってきました。
周りの人達は何も言えず、私は引き取られました。
そして、15歳になった今日、やっと、やっと………本当のお母さん、お父さんと家族になれました。
午前中に話しは終わりました。
私は、お母さん達に話しを聞き、急いでLIVEに来ました。」