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君と水と…

第2章 1話 再開のスターティングブロック!!


「目印、まだちゃんと残ってるかな?」

「あるんじゃないかな…?」

「無かったら掘ったらいいんじゃない?私は参加しないけど。」

あははと頬を掻く昴。後ろから真琴の声が聞こえる。


「もうちょっと急ごうよ~…」

すると、奥の廊下から人影がこちらへ近づいてくるのが見えた。人影は躊躇せず足を進め、月明かりの下に出る。その顔を見た瞬間昴と遙は目を見開いた。

「…よう。」

「…誰?」

「わかんないよ!」




「…まさか、ここでお前等とあっちまうとはな…」

手で頭の後ろのゴムを引っ張る仕草。どこかで見覚えのあるその仕草に真琴と渚も声を上げる。



「凛!」「凛ちゃん!」



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