ドラゴンクエストⅠ ~ i f ~ 竜王の仲間を望んだなら
第24章 失った希望
ーーーーーラダトーム城ーーーーー
ラルス16世「何!?それはまことか!!?」
ラダトーム兵「はっ!メルキドの軍団長が間違いないと申しておりました!!」
ラルス16世「・・・・・・信じられん・・・・あの勇者が・・・・まさか魔王軍に・・・・」
ダッダッダッダッダ
ローラ姫「お父様!!その話、本当ですの!?」
ラルス16世「ローラ!!・・・・・まだ、わからん・・・」
ローラ姫「私、信じられませんわ!!勇者様が私達を見捨てて魔王に取り入るなどと・・・・」
ラダトーム兵「ですが・・・・姫・・・メルキドの軍は相当の戦力だったのにもかかわらず半数以上がたった一人の剣士にやられたと・・・」
ラダトーム兵「残念ながら魔王は恐ろしく強い魔術の使い手・・・とても剣士とは・・・」
ローラ姫「剣士だからってそれが勇者様だという証拠にはなりませんわ!!」
ラルス16世「・・・・・・・・」
ラダトーム兵「国王陛下!いかがなされましょう!?」
ラルス16世「・・・・・・交渉の席を設ける」
ローラ姫「お父様!?危険ですわ!魔王と交渉などと命を捨てに行くようなものですわ!!」
ラルス16世「・・・・わかっておる・・・しかし、その話が本当であればなおさら確かめる必要がある」
ラルス16世「考えたくはないがもし本当であればこの城の陥落もそう遠くないかもしれない・・・・」
ローラ姫「・・・・・・・・・・」
ラルス16世「ならばこちらもそれ相応の対策を取る必要がある!至急魔王へ伝書を送れ!!」
ラダトーム兵「はっ!ただちに準備いたします!!」
ダッダッダッダッダッダ
ローラ姫「・・・・・勇者様・・・・・」