• テキストサイズ

短編詰め

第1章 精神病:宮地清志



瑞穂(今日も学校休んじゃった…キヨに怒られるかな…)

そんな私の憂鬱な気持ちを知ってか知らずか携帯が鳴る
ディスプレイには彼の名前
憂鬱な気持ちのまま通話ボタンを押す

宮地【出るのおせーよ、3コール以内に出ろよ】

一応、病人なのに一切容赦ない

瑞穂【…ごめん】

宮地【お前また学校休んでたな?】

瑞穂【うん…】

宮地【うん、じゃねえよ単位足りなくなるぞ】

瑞穂【だって…】

宮地【だってじゃねえ、轢くぞ】

瑞穂【行きたくないんだもん、辛いの学校が】

宮地【行きたくなくても行かなきゃダメだろうが】

なんで優しくないの?
なんで分かってくれないの?なんで?なんで?なんで?

宮地【明日は頑張って来い】

瑞穂【嫌】

宮地【あ゛?】

瑞穂【嫌だっていってんじゃん!!私だって頑張ってるもん!!キヨは私の彼氏なのになんで分かってくれないの!?】

宮地【瑞穂…】

瑞穂【あ…私、あの…ごめん】
ブチッ

やってしまった…
いくら自分が弱いからって
キヨに当たるなんて
明日また行けないな…
/ 11ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp