第10章 過保護
ーそして…
ヨナ「シン様、ジャーファルさん、今日はヤムライハさんのお手伝いに行ってきます!」
シン「ダメだ!怪しい薬品が爆発して怪我をするかもしれない。前にも一度あっただろう?
実験の手伝いをしてるときに
ヤムライハと二人で黒焦げに…」
ジャ「シン、あれはたまたまですよ」
シン「ダメだ。それなら俺も行く」
ヨナ「あっでは森に鍛練に行っているマスルールさんの所へ差し入れに…」
シン「ダメダーメ。迷子になって帰ってこれなくなったら大変だ。」
ジャ「それは一理ありますけど…」
ヨナ「では、私はいったいここで何をしたらいいのですか?
何もお役に立てないならここに置いてもらってるのも申し訳な…」
シン「以前君に言ったのを覚えてるかな?
側に居てほしいと、だから側に居てくれればいいんだ。」
ヨナ「居る…だけですか?
あっ解りました!下女のお仕事ですね!」
シン「違う、そうじゃなくて…
わかった。君に遠回しな言葉は伝わらないな。
少し、散歩でもしながら話をしよう。」
ジャ(シン、頑張ってくださいね…)