第8章 友情?
ヨナsideー
紅玉様は私の手を握り強く上下にブンブン振ると
じゃあね、と帰っていきました
あれは…
握手…よね、多分
なんだか心が温かい気持ちになっちゃいました
そうよ、ね。
これ以上皆様に心配かけるのもダメね…
妹のピアスを耳に着ける…
ゆらゆらキラキラ光るピアスはとても綺麗で
何だか私にはまだ不似合いな気がした
「似合ってる」
「ヒッ!」
後ろから
強く抱き締められました
今日はよく
背後をとられる日です…
そして煌のお方達は
いつも突然現れます
「あの…ジュダルさん…そろそろ離れ」
「嫌だ」
「でもっジュダルさんまで…どうしてここに?」
「ババアが出てくるのが見えたから、次は俺の番だ」
そういうと
より強く抱き締める
耳に…ジュダルさんの息がかかります
「ピアス…似合ってる」
そういって
ピアスと耳に軽くキスを
「ジュッジュッジュダルさんっちょっ!」
身体が熱い
顔が熱い
そして
少し乱暴に振り返えさせられ
壁に押しやられる
「ジュダルさんッなっなっなっなっなっ何をっ」
「うるせぇ。弱虫
前に次会ったらお礼っつったよな?
だから今日1日黙って俺に付き合え
…頼む、から。」
そんな顔して頼まれたら
なにも言えないじゃないですか…