第8章 友情?
あれから数日…
私は妹が住んでいた家に泊まっていました。
シン様や皆様には
しばらく一人にしてほしいと
伝え、私の思いを汲んでいただき
そっとしておいてくれています
だけど…
そろそろ
王宮に一度戻らないと
皆様に心配かけるのも…
「ちょっとぉ?いつまで無視するつもりぃ?」
(!!!!!!!)
「ぅっえっぇ?」
驚き振り返ると
「紅玉さまっ!?」
「どんくさいわねぇ。ノックしても返事しないし、ドア開けて声掛けても返事しないし
一人でブツブツ言ってるし…」
「ぇっえっどっどうしてここが?」
「細かいことはどうでもいいのよ
それよりあなた、いつまでここに籠ってるつもりぃ?」
「ぇぇっと…それは…」
「はぁ。まぁ、家族を失ってそう簡単にたちなおれないでしょうけど。
あと、今日来たのはねぇ、予定より帰国が早まったの。明日にはシンドリアを発つわ
だからね、その前にあなたと二人でお話をしたいと思ってね…」
「…お、お話…」
また尋問でしょうか…