第3章 ジュダル。オモチャをみつける
「マギのジュダル…さん」
「ああ!ところでお前こんなとこで
何してんだ?」
そういいながら
私に石ころ位の氷をぶつけてくる
「いっイタッ!いや、あのですね、実は…
イッタッ!ちょっ氷、ぶつけないでくださいよ…」
「アハハハやだよ、おもしれぇもん!
んで?何してたんだ?」
仕方ない防壁魔法で身を守りますか…
地味に痛いんだもん。
「なっ!お前!魔法使えんのかよ!?」
「はぁ…い、このくらいなら…
出来損ないの魔法使いなんで…」
「出来損ない?」
「はい…きっと私がこんなとこで迷っているのも全て私が出来損ないだからなんですよ…」
そして私はこれ迄の経緯を話した
妹のことや、シンドリアへ行きたいことも
「ふぅん…落ちこぼれの魔法使いの一人旅ねぇ
…マゴイもたいしてなくて弱っちくて、気がよわくてバカで方向音痴か…しかもババア!」
「バッ!ババア…ですか…」
「俺より年上だろ?まぁそんなことどうでもいい!なんか、お前気に入ったわ!
シンドリアへの道と航路教えてやるよ、
どうせ浮遊魔法なんか使ってたら直ぐに瀕死なんだろ?クククッ
途中までつれてってやる!」
「ほっホントですか!ありがとうございます!何とお礼をしたらいいものか…」
「次にまた会ったら、お礼してくれたらいいぜ?」
「次…ですか?」
「ああ!次、だ、そう言えばお前、名前何て言うんだ?」
「あっヨナといいます」
こうして私はジュダルさんにシンドリアへの道案内をしてもらいました。
氷をぶつけられながら