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運命を紡ぐ人たちとその日常

第1章 「運命を超えて」


教室(2015年お正月記念作品)

元旦
毎年アリス学園ではお餅つきや花園会など、様々な催し物が開催される
職員室で私は中等部に在籍している生徒の成績表を見ていた

「どの子も無事に来年度から高等部に進学できる子が多そうね」

高等部には問題が多そうだけど…
例えば…蜜柑ちゃんとか
学園に戻って最初のテストで100点満点中10点という素晴らしい成績を残したんだよね
そのおかげで星階級も異例の星1だし
高等部卒業するには最低でも星3は必要なのに

私はため息をつくとすぐ近くで眠っている娘を抱き上げると特力の教室に向かって歩き始める

もうすぐ花園会の時間かな
後で姫様に会いに行かないと
仕事が溜まりに溜まっているというのに

ポケモンリーグの方の仕事も今度片付けないと
今度こそカリンとイツキに殺される…

あー特力の教室ってこんなに遠かったっけ
仕事がさらに増えそうであまり行きたくないからかな
あっ因みにこういう気分になるのは年末年始の間だけだから気にしないでね

















結局
特力の教室の中は誰も居なかった
ずっと変わらない教室
変わったのは環境や思い出と生徒達
窓の外を見ると特力の生徒達が仲良く餅つきをしている
みんな楽しそうだな

近い将来私の娘もいろんな思い出をこの学園で作るのかな
最近炎と氷の二つのアリスを使える事が分かっている
もしかしたらこの子にもコピーのアリスがあったりするのかな
そう思いつつアルバムを取り出した
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