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プリンセスロード
第15章 私の選んだ道
彼と二人で、城のバルコニーから私たちの国を見下ろす。
今日は雲一つない青空で、私が働いていた牧場まで見えそうだ。
「懐かしい?」
「うん、初めて会った場所だもんね」
寄り添って微笑んだら、彼の端正な顔が近づいてきて……キスされた。
「外から見えちゃうよ」
窓の下には、あの時連れていた馬が見える。
艶やかなたてがみを震わせて冷たい水に顔を埋めている……
白馬。
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