第1章 儚くも美しき魂よ。
シャルルカンsideー
今にも壊れそうな
カノンを壊さないように大切に抱き締め
肩を震わせていた
シャ「…ヤ、ヤムライハ…!」
なんとかならないのか
なぁなんとか、なんとか
だが
ヤムライハは涙を溜めた顔を
小さく横にふった
わかってる
わかってる
だけどあいつがあんなに痛そうなんだ
ー…
カノン「マスルール…さん」
もう1つ小さく息を吸う
カノン「最後に1つお願いがあるの…
もし、ここに私の姉が来たら、、私は幸せだったと伝えてください…あと」
マス「嫌っ…嫌だ…」
カノンは最後の呼吸を1つ
ーあぁ、生きてきてよかった…
マスルールさん…わたしも…ー
そして、眠るように
自分の運命を受け入れた