第8章 嘘…だろ……
ロー
「その服……血だらけでガラスが刺さっているじゃねェーか」
モモコ
「そーだけど…だって……」
ロー
「だって?」
ローはあえて言わせようとする…
口元に笑みを浮かべつつ……
モモコ
「恥ずかしいもの///」
と声を荒げた…
そして、ふらりと身体が倒れそうになる。
ローはとっさにモモコの身体を支え、手術台に寝かせる…
ロー
「今は、寝てろ…出血しすぎだ…」
モモコ
「でも……」
ロー
「ほら…」
普段は見せない笑顔にときめく暇もなく、頭を撫でられた。
彼の撫でる手が優しくて、すぐに意識を手放した……