第6章 相手を思う考え
ロー
「なぜ謝る必要がある?」
モモコ
「えっいきなりくっついちゃったから……
ってそろそろ離れたいんだけど…」
話しているうちにローはモモコの手をがっちり押さえつけて、動けないようにしていた。
ロー
「俺たちのことが好きなんだろ?
だったら…離れようとしてんじゃねェよ……」
モモコ
「いや…だって歩きにくいでしょ…」
その時船内放送が入った。
《ピンポンパンポン》
べポ
「こちら操縦室‼‼今から船を浮上させます‼
モモコさん、ちょっと揺れますよー。気を付けてくださいねー」
《ピンポンパンポン》
モモコ
「べポ…優しいな……」
その直後、ちょっとどころではなく……
船が大きく揺れた。
モモコ
「きゃっ…」
モモコはローにくっついていたにも関わらず、後ろに倒れそうになった。