第5章 新たな生活と嫌な予感
モモコ
「例えばね〜……そうだな。
ある人の本名とかねっ‼︎」
Σ└(゚ロ゚;)┘ギクッ
ロー
(俺…じゃないよな……)
ロー
「そいつの名は?」
モモコ
「革命家ドラゴン‼︎」
どーせ、頂上戦争の記事で分かるだろうし……いーよね。
ロー
(いきなり革命家かよっ‼︎)
ローのサイレントツッコミが炸裂した。
残念ながら、モモコは気付かない……
ロー
「革命家の名が、分かるのか?」
モモコ
「もちろん‼︎けど、教えないよ。あと少しで分かるから……」
ロー
("あと少しで分かる"近い未来で俺が知るってことか……)
モモコ
「あと、もうひとり知ってるよ‼︎‼︎」
モモコは不意に顔を上げた。
しかも、なにやらニヤついてる。
ロー
「誰なんだ?教えろ…」
ロー
(まだ、出てくんのかよ……仲間にしておいてよかった……」
ローが安堵していられたのは、モモコがくちを開くまえだけだった……
モモコが"もうひとり"の本名を知っているとは思っていなかったからだ……