第10章 試練
「離して!」
「やだ!」
「瑠奈ちゃん、今まで宏光が意味もなくやったことってある?」
「何が言いたいの!」
私は保健室に行った。
「先生、休ませてください。」
「いいわよ。」
確かに先生はスタイルもいいし・・。宏光が好きになってもおかしくない。
私はベッドに着いた。
数分すると・・・。
「先生、来ましたけど。」
この声は宏光?
「先生、誰かいるんですか?」
「誰もいないわよ。」
先生、なんでウソを言うの?
「先生、俺の兄貴に振られたからって俺たちを巻き込まないでください。」
どういうこと?
「やーだね。」
「それなら、瑠奈に何もしないでください。俺にはどうしてもいいですから。」
どういうこと?