第6章 どうする瑠奈!
「うっ・・・・。」
「瑠奈ちゃんは俺のこと好きじゃないから巻き込まないでくれる。」
私はその言葉を聞いて胸が痛くなった。
「宏光は誰が好きなの?」
ミノちゃんは宏光くんに聞いた。
「瑠奈ちゃんだよ。」
私はどうすればいいのかな・・・。
「でもさ、そんなかなわない恋なんかやめない。」
ミノちゃんは言った。
「ミノなんか嫌いだから。」
「えっ・・・。」
「宏光くん、そこまで言わなくてもいいじゃん。」
私は宏光くんに言った。
「瑠奈ちゃん、一人で抱え込まないで。」
「・・んで・・なんで。そんなこと言うの。」
「宏光くんなんか大嫌い。」
なんで私はこんなことしか言えないんだろう。
そう言って私は出て行った。