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君の瞳に映る傘【神威】

第9章 傘の少女


「神楽ちゃん、なんで今日はいい天気なのに傘をさしてるの?」

商店街を歩いているのですが、神楽ちゃんは傘をさしています。どうしたのでしょうか。

「私天人アル!夜兎って知ってるアルか?」

「天人なんですか?!知らないです」

「夜兎は光が苦手アル、だから傘をさしているアル!」

「そうなんですか、大変ですね」

「うん、でももう慣れたヨ!」

「そうですか」

にこにこと、神楽ちゃんといるとほんとうに楽しいです、なんだか妹ができたような気持ちです。
それにしても晴れの日にも傘をささなきゃいけないなんて大変ですね。

「ついたヨ!ここアル!」

「わーおおきいですねぇ」

「うん!たくさん買って帰ろうよ!」

「そうですね」

そしてまたひかれる腕に少しうれしくて、私は久しぶりのお買い物です。
何を買うのでしょうか?


それから少し経つと、神楽ちゃんがトイレに行きたいから、ここで待ってネ!と言ってどこか入ってしまいました。

ついていかなくても大丈夫でしょうか、
なんとなく不安になりました。
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