第4章 キッドとの出会い
「……にしても。」
“上手ェなお前…俺初めて絵見て感動したぜ”
先ほどのキッドの言葉を思い出し、思わずにやける。
心がホクホクと温かい。
「…ふふ」
真鈴は軽く声を漏らし、笑ったのだった。
(もっと描きたい…描く‼︎)
…そんな彼女の様子を窓から見ていたキッドは。
「笑った…」
(ヤバい、可愛い……心臓がうるせェ…)
…真鈴の笑顔にまた、ときめいていたのであった。
キッドが彼女のことを好きだと確信したのは、キラーに相談をした時だったが。
…この話はまた別の話で。
後日談、by キラー
キラー「鈍いやつだ…どっちも」