第2章 学校の始まり
今日から私は、高校に行く!
友達とかできたらいいなぁ?なんて
思ったり…
弧波『行ってきます!』
おばさん「行ってらっしゃい!弧波ちゃん!」
おばさんが元気よく「行ってらっしゃい」を言ってくれた…何だか…家族みたい…いや…「家族」だよね!
タッタッタッ
弧波『大丈夫?膤棟』
膤棟「少しだけ揺れるが…問題無いな…」
弧波『なら、よかった♪』
タッタッタッ
おぉ!ここが噂の?高校かぁ!
大きいなぁ…
よし!頑張ろう!
タッタッタッ
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
先生「おらぁ!席に付けぇ!」
コワ!
恐いよ…先生…
先生「じゃあ、今日は転校生が来ている!」
ついに!
きたっ!
ざわざわざわ
先生「静かにぃ!」
先生「いいぞ!入れ」
私は先生にそう言われて
教室に入った
ガラガラガラ
ざわざわ
え?何か変だったかな?!
私がオロオロしていると…
先生「ほら、自己紹介しろ…」
弧波『えっと…粗神 弧波です…よろしくお願いします…』
パチパチパチパチ(拍手)
よかった!
成功?かな!
先生「じゃあ、粗神の席は__」
先生「夏目の隣な!」
え?
夏目?
チラッ
綺麗…男の子?だよね?
先生「そこな?」
と言って先生は夏目くんの隣を指した
弧波『わかりました』
タッタッタッ
ガタン
ん?窓の外を見ているみたい…
え?焦ってる?
何で?
弧波『えっと…夏目くん』ボソッ
少しだけ小声で夏目くんを呼んだら
驚いた顔でこちらを見た
夏目「?」
弧波『これから、よろしくね!』ボソッ
夏目「あぁ…よろしく…」
どうやら、夏目くんは人と話すのが苦手のようだ
「よろしく」って言ったら直ぐにまた、顔を窓の方向ヘ向けた