第1章 名は「弧波」
膤棟「しかし、名前を付けてもらったお礼をしてやらなけてば…」
弧波『え?お礼なんていいよ!』
急に、膤棟がお礼とか言ってきた…
お礼なんていいのに…
膤棟「でわ、お前をあやかしから守ってやろぉ」
弧波『え?いいの?!』
膤棟「お前は…どうせどんくさいからな、頬っておけまい…」
弧波『ありがと!!』
膤棟「礼はいい」
弧波『うん!あぁ…明日から学校だから、寝なくちゃ…』
膤棟「学校とやらは、俺も行っていいのか?」
弧波『え?まぁ…他の人には見えないから…いいんじゃない?』
弧波『でも、暴れないでね?』
膤棟「なぜだ?」
弧波『物とかに当たったりしたら、いちお物が壊れたり落ちたりするからね!』
膤棟「でわ、カバンとやらに入るのはどうだ?」
弧波『え?入らないんじゃない?』
膤棟「身体を小さくすれば、いいのだ」
弧波『ど、どうやって?!』
膤棟「こうやってだ!」
ボンッ
?!何これ?!
膤棟が小さくなった?!
膤棟「これで、一緒に行けるな!」
か、可愛い!!///
弧波『うん!でも、油断は禁物だよ?』
膤棟「わかっておる」
弧波『じゃあ、寝るね?お休み!』
zzZ
……膤棟 視点……
可愛い寝顔だな…
ここで一緒に寝てやるか…←
膤棟「お休み…弧波…」
……弧波 視点……
ん?暖かい…
あれ?膤棟?
一緒に寝たんだね♪
弧波『あ!学校があるんだった!』
弧波『ちょっと!膤棟起きて!』
膤棟「あぅ?」
か、か、可愛い!!///
は!じゃなくて…
弧波『起きて!学校だよ!一緒に行くんでしょ?』
膤棟「おぉ!おはよう!!弧波!」
弧波『おはよ!膤棟!学校の準備してくるからカバンの中に入っといて!』
膤棟「あぁ…」
ゴソゴソ