• テキストサイズ

聴こえる……………

第5章 ~君と~


梨緒「親に弾くなって、言われてるんです。
だから、親のいないこの時間しか、好きなピアノを弾くことが出来ないんです。」


そして、俺は梨緒ちゃんについて知った。


梨緒ちゃんの家は、お父さんが会社の社長で、お母さんはその秘書をやっている。

梨緒ちゃんは幼い頃から、たいていの時間一人で過ごしてきた。
でも、ピアノを弾くことで、その寂しさはすこしは無かったと言う。

しかも、驚くこと?に梨緒ちゃんは病気などではなかった。

親に強制的に家に居させられているらしい。

学校にも行ったことないし、それ以前に、外に出たことがないらしい。
親は、外部との接触を一切遮断して、17年間過ごさせてきたのだという。
/ 103ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp