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幸せをありがとう。そして、さようなら。【短編集/黒バス】

第2章 本当にイナイんだな……【高尾和成】


緑間side

桜が毒殺されと診断されてから3日経った。
高尾はろくに食事もとらずに只桜の側に居て泣いてるだけの状態なのだよ。

緑間「高尾……食事も少しでいいからとるのだよ。身体に悪い」

高尾「真ちゃん……?桜は、、殺されたの?」

緑間「……ああ。何者かに毒を盛られたようなのだよ」


高尾は桜がすべてだったから最近は桜の事しか話さない。主に桜の最期のことと本来なら昨日行くはずだった夢の国でドッキリウェディングをする予定だったこと、桜がアリエルのウェディングドレスを着たがっていたことなのだよ。

高尾「真ちゃん……そいつ誰か分かるか?」

緑間「有馬乃縛羅……捕まってイタリアの拷問塔で罰を受けているらしい」

高尾「そっか……桜はさ、これでオレが後を追ったら((緑間「馬鹿なことを言うなそんなことをして桜が喜ぶ分けがかないだろう」でも……」

本気で言っているなら本当に青峰よりもバカなのだよ。宮地さんに轢いてもらった方がいい。

緑間「バカめ……まだやることは幾らでもあるだろう」

高尾「ワリイ真ちゃん、目ぇ覚めたわ。でも桜とお別れしたあとは誰とも結婚しないし、ずっとこの指輪を死ぬまでつけるよ?」


高尾曰く“オレ、桜の旦那様やめるなんか気ないから"だそうだ。
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