第7章 それから
私の手が父の手から優也の手へと渡される。
父は優也を見て、にっこりと微笑んだ。
そして、私と優也は神父さんの元へゆっくりと歩みを進めた。
神父さんの元へ着き、誓いの言葉を授かる。
『新郎、高野優也。あなたは妻となるこの方とーーー共に人生を歩むことを誓いますか?』
優「はい、誓います。」
『新婦、須田愛桜。あなたは夫となるこの方とーーー共に人生を歩むことを誓いますか?』
愛「はいっ…誓います!」
『それでは、婚約指輪の交換を。』
ゆっくりと優也の手をとり、指輪をはめる
優也は優しく大きく包み込むように、私の手をとり、指輪をはめてくれた。
『誓いのキスを。』
優也の暖かい手が私のヴェールをゆっくりと外していく。
そしてー…
今までとは全く違う、暖かくて優しいキスをした。
(愛桜side)
End