• テキストサイズ

文芸部×チア部

第5章 試して(R18)


「気持ちよかった…?」

彼が私に問いかける。

私は目を開けて頷く。

「ふふ…可愛い…」

そう言って、彼は私の手を握る。

「キスしたい…」

私は彼におねだりする。

「いいよ」

嬉しそうに彼は微笑んで、私の唇に吸いつく。

舌が絡むと…あん…やっぱり気持ちいい…

キスしてるだけなのに身体がぷるぷる震える。

腰も動いちゃう…

私の身体ってこんななんだ…

唇がそっと離れる。

そっと目を開けて彼の顔を近くで見る。

私の顔も多分かなり赤いけど、彼の頬も赤い…。可愛い…。セクシー…。

思わず彼の頬に手を触れる。

「ん…?」

「逢坂くんは…?」

「え?」

「逢坂くんは気持ちよくならなくていいの…?」

「あ…」

彼の顔がさらに赤くなる。

「ナコちゃんはそんなこと気にしなくてもいいんだよ。
僕は…君が気持ちよかったら嬉しいんだ」

そう言うと、照れくさそうにニコッと笑って私に頬ずりした。

そんなものなのかな…。

「ナコちゃん、sexしてみたい?」

顔を上げて彼が尋ねる。

「うーん…」

私だけ気持ちよくて、なんか悪いかなとは思うけど…
痛かったらイヤだし、ちょっと怖いけど…
逢坂くんとだったら…?

私が答えあぐねていると、彼はふふっと笑う。

「ナコちゃんの心と身体の準備がしっかり出来てからでいいんだよ。
僕たちにはこれからたっぷり時間があるんだから。
急いで関係を進める必要はないよ」

…優しい。なんか泣きそう、わたし。

彼は少し真剣な顔になり、話を続ける。

「だけど…写真撮らせて? 下着姿でいいから」

「…はぁ?」

「だめ? じゃあ…じゃあさ、水着はどう? ね、お願い」

「……」


/ 144ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp