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女の私の憂鬱 《黄瀬涼太》

第3章 バンドコンテスト


「そして、スノースクイズに票を入れてくれた皆さんには一教科だけ免除に致します!」

わー!!マジかー!!流石、生徒会!!と歓声が色んな所から沸き上がる。

「平気なのかよ…」

思い切った事するな…黄瀬もめちゃくちゃ嬉しそうな顔して俺を見てくるし…体育館はいつもより騒がしく、だが、なぜか鬱陶しくない。

(変わったな…俺も)

「どうしたんスか?」

「ん?なんでもない」

「なんか楽しそうっスよ」

「そう見えるか?」

「違うんスか?」

「さあな」

なぜかクスクスと笑っている黄瀬。それに殴りかかる俺。これからどんな日々がくるのか?
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