第3章 入部
ー十邪Sideー
俺と輝が話すようになった切っ掛けは放課後の事だった。
俺はサッカー部の見学をしてた。そしたら…
輝「あれ?お前、確か同じクラスの…」
十邪「あ?…お前は…」
輝「あ、思い出した!十邪…だろ?」
十邪「そうだけど、なに?」てか、いきなり呼び捨てかよ…
輝「いや、由女から話聞いてたからな。意地悪な奴がいるって。」
十邪「アイツ…余計な事言いやがって…」
輝「まぁまぁ…笑
それより、十邪もサッカー部入んの?」
十邪「そうだけど…てか、お前なんだよ。いきなり呼び捨てして、由女とどうゆう関係だよ。」
輝「俺?俺は由女の幼馴染みだ。」
十邪「!! 幼馴染み…?」
輝「おぅ!」
十邪「ふぅん…で、お前名前は?俺、お前の名前知らねぇんだけど?」
輝「あ!ごめん、ごめん!俺は橘輝だ!輝って呼んでくれ!」
十邪「あぁ…」
知っていたが、わざと聞いた俺。何か…気にくわねぇ。
それは多分、俺がコイツと由女の関係に嫉妬してんだろ。
俺は自分の気持ちに気づいたら、自分の"モノ"にしないと気がすまない。
多分コイツも…