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サッカー部の君が好きなんです

第7章 暖かい


ー由女sideー


一緒に寝るってのは、ちょっと言い過ぎたかも…

自分で言っておきながら恥ずかしいと思う私。
何で恥ずかしいと思うんだろう。
昔ならそんな事当たり前だったのに…
…もう、昔と今じゃ違うから?
昔と今を比べてる私って、変かなぁ…

それか、もしかしたら輝には迷惑かなぁ…
私、いつも『輝、輝』って言ってたような気がする。
輝はそれに優しく対応してくれるけど、本当は迷惑だったのかもしれない。

そう思うと、私の目から熱いものが込み上げてきた。
何で今こんな気持ちになっているのか、自分でも分からない。ただ、胸がギュッとなってるだけ。

その込み上げてきたものを今ギリギリで止めれてるけど、少しでも動いたら零れてしまうくらいだ。


輝「由女…?」

由女『……』

輝「由女?どした?」

由女『……』


私の異変に気付いた輝が私に声をかける。
でも今喋ってしまえば、泣いているのがバレてしまう。

だから私は黙って涙が引っ込むのを待ってたんだけど…

意味がなかったみたい。
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