第8章 止められない思い
気持ち悪い。あたし今日変だよ…
熱中症かな。幻覚見える。徹がいる。
あれ?走ってる。怖い顔をしてこちらに。。
「徹っ…?」
不思議そうな顔をしてみる。顔は変わらない。
「綾乃。なにやってんの?早く帰んないとじゃん。くそ。熱中症か。もっと早く来れば。」
なんでおこるの?じぶんに。
「大丈夫、だから。」
「大丈夫じゃないだろ。動ける?」
「うん。 」
「じゃあおんぶするから掴まれ。てか、ケータイ持ってんなら呼んでよ。先輩なんだから。」
よくわかんないけど。背中大きい。すこし汗のニオイがする。でも、臭くない。
そのうち、私は眠りに落ちた。