第8章 止められない思い
またあとで…?ってことはクロも音駒高校なんだ。。
あの時、ちゃんとお別れしとけば良かったな。そういえば。
「…さん!綾乃さん!」
「あ、ごめんね。戻ろうか!」
私はオレンジと走り出した。研磨…かっこよくなってたな。。
ダメダメ。あたしは孝支と付き合ってるし…研磨のことは好きってわけではないもん。
最低だな。
あーあ。。
「ごめん。日向くん…ちょっと気持ち悪いから休むから……。」
「え!?大丈夫すか??」
「うん。先行ってて。」
気持ち悪いのはうそ。一人になりたかっただけ。
「スガさん呼んできましょうか?」
「ううん。大丈夫。ありがとう。また後でね。 」
あたしはどうしたんだろう。。
なんで、こんなことしてんだろ。孝支の事はすき。
研磨も好き。でも、孝支へのスキとは違う。家族みたいなスキ。
こんなとき…及川さん…いたらな。。話聞いてもらえるんだけどな。