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Blue Moon☆うたのプリンスさま♪

第4章 見えない壁。


「ロボットとか、そういうの関係なく私は美風さんが好き。ずっと一緒に居たい。だから、絶対に…いなくならないでよ。」

私は泣きながら
そのような事を言ったような気がする。

「…ありがとう。柚子。」

美風藍は優しく私の背中を撫でた。

「怖かったんだ。君が僕を異物と見なして…拒否されるんじゃないかって…。変だよね。ロボットのくせに…」

美風さんは冗談っぽく笑った。

「美風さんは美風さんです!」

私がそういうと、
美風さんはぷっと吹き出した。

「何それ。フォローのつもり?」

「うぅ…はい。」

「…ありがとう。」

「うん。」

気がつくと、
花火はもう終わっていた。

辺りには人がいなくなっていて
シーンとした中に
川が流れる音だけが響いていた。

「好きだよ。柚子」

「うん。」

私達はキスをした。

何度も…
何度も…。






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