第20章 約束*相葉*side
「ねぇ…ちゃん」
『なんですか?』
頑張ってこっちを向こうとしてる
ちゃんに自然と笑みがでる。
「あのね?
辛いこととか…幸せなこととか…
これからいろーんなことあると思うの」
『…そうですね。』
「そしたらね?
二人でここに来よう?」
『……うん』
そう言ったちゃんに
少し距離が近くなったことを感じた。
はい。じゃなくて、うん。だもん
「俺ね?
ここに来たらきっと大丈夫な気がするの
理由は分かんないけど、
ここに来たら、がんばろう。って
思うときがあると思う。」
『…うん』
「だから…」
そう言いながら俺はちゃんの
体をこっちに向かせた。
「約束だよ?」
『……ん…っ』
そう言って夕日に照らされてる
ちゃんに優しくキスをした。