第18章 一目惚れ*相葉*side
ちゃんに教えてもらって
マンションの前で止まると…
そこには見違えてしまうほど
美しくなったちゃんがいた。
「嘘でしょ…」
あんな可愛い子を外に待たせるのは
不味いと思って、
すぐクラクションを鳴らした。
あ!っという口の形をして、
こっちを見る彼女に自分でも分かるくらい
体が熱くなっていた。
ガチャンっ…
『お…おはようございます…』
「お…おはよ!」
ほんと…中学生じゃん。笑
迷いながらもちゃんは
助手席に座った。
『ぁ…あの…どこに行くんですか?』
ちゃんの髪から香る
甘いシャンプーの香り。
それにもドキドキして…
ちょっと今日は緩く巻いてるし。
笑顔じゃなくて、
ニヤケが止まんないんだけど!
「…えっとね!う、海!!」
『海ですか?』
うん。聞き返すよね。
だって、今11月だもん。
「だいじょーぶ!
俺が暖めてあげるから!」
『………しゅ…出発しましょ!』