第15章 贈り物*nino*side
ガチャンっ
楽屋に入ると、
相葉さんが満面の笑顔で迎えた。
「…おはよ」
「ニノちゃん!
おーはーよー!」
と言って抱きついてくる。
この相バカ…。
「気持ち悪いんだけど…」
「ひでぇな~…」
このやり取りが嫌いなわけじゃない。
これに救われるときだってある。
「ニノ…大好き」
「嘘でしょ…幻聴かしら?」
「もぉぉ…」
相葉さん…ありがとう。
俺だって大好き…いや、好きですよ。笑
「あ…あぁ!あぁぁあ!」
「なんすか?
抱きついたり、叫んだり…」
驚いてる相葉さんの目線は
俺の手に集中してた。
「それ、ミサンガ!
#NANE1#ちゃん!ミサンガ!
ニノにプレゼント!」
一瞬びっくりしましたわ。笑
等々、本当にバカになったかと…
「あぁ…よかったんじゃないの?
俺にプレゼント渡しても…」
そう言いながら手につけてる
黄色と白色のミサンガをわざと見せる。
「いや、なかなか見ると…嫌だ!」