第12章 やっぱりあなたは*nino*side
ガララーっ…
相葉さんの別れて、
静かな喫茶店に入ると…
「あ…」
#NANE1#さんがコーヒーを飲んでいた。
本人はまだ気づいてない。
でも、なんで会っちゃうんですかね。
相葉さんにしても、あなたにしても…
そう思いながらも、
#NANE1#さんの横に座りマスターに
コーヒーを注文した。
『……にっ!!…のにやさん…!?』
声に聞き覚えがあったのか
#NANE1#さんはすぐに横を見た。
「どうも…」
『ど、どうされたんですか?
こ…んなところで』
「どうされたも何も…
あなたの方こそ…」
『稲葉さんに勧められて…』
そう言ってコーヒーを
見つめている彼女
「相葉さん」
その名前を出すと、
彼女の体がピクッと動いた。
そんなに…好きなんですね。
敵いませんよ、こんなの。
でもやっぱり、
この人も意地悪しとかないとね?