第11章 俺でもいいなら*リーダー*side
ガチャンっ
「にーの…」
「大野さん…早かったですね。」
部屋の中に入ると、
ベッドの上で何もせず寝ている
ニノがいた。
「はい。どーぞ?」
ビニール袋からビールを取って
ニノのお腹の上に置く。
「冷てぇ…」
「あれ?松潤は?」
回りを見ると同室の
松潤が見当たらない。
「あぁ…Jなら
バーに行って反省会してます。
たぶん…熱く語ってますよ。」
「そっか…ストイックよね~…」
なんて言いながら
ベッドに座ってビールを飲む。
ニノが言いたくなるまで
待つことにする。って
決めてんだよね。こういう時は…
「大野さん」
そう。このときまでね。