第8章 捕まえたい存在*相葉*side
本番が終わりスタッフ全員
熱気に包まれてる中…
俺はあの子を探していた。
ニノはスタッフさんと話してるし
俺が見つける。
なんてライバル心を抱いてみる。
「あ…ちゃん!」
やっと見つけたと思うと
ちゃんは目を合わせた瞬間
逃げていった。
何故か俺もその存在を追いかけていて…
倉庫の方へ入っていった。
たぶん今日のキスのことだよね。
俺を避けてる理由…
でも…自分でもコントロール
できなかったっていうか…
ガシャンッ
追いかけていると倉庫の中で
ちゃんが躓いて転んでいた。
「はぁ…はぁ…もう。
ケガするよ?」
『す…すいません。』
そう言いながら立ち上がる
ちゃんにソッと手をかす。
『…だ、大丈夫です…』
「ほら!」
焦れったくてちゃんの腕を
グッと自ら引っ張った。