第7章 何かありましたね?*nino*side
休憩の間にさんがいそうな
ところを探し歩いていた。
さんは両手に
缶ジュースを持ってほっぺにあててる。
ねぇ…それだけ
相葉さんが頭に入ってるんですか?
「さん」
『わっ!に、二宮さん!』
振り向いた彼女の顔を見て
ちょっと…いや、かなり落ち込んだ。
だって顔真っ赤なんですもん。
タコみたいに…真っ赤っか。
「ねぇ…相葉さん…」
『相葉さん!!!?』
名前だけでそんなになっちゃいます?
「…どう思います?」
『ど…どうって…
い、今は!相葉さんのことは
話さないでください!』
「なんでですか?」
このとき自分をバカだと思った。
だって、こんな質問の答え聞いて
ショックにならない男いないだろ。
『だって…何か胸がこう…
はち切れるというか…なんか…
分かんなくなるんですよ。
相葉さんのこと考えると!』