第6章 乱される心
バタンッ!
勢いよく出てけど、
逆に怪しまれるかな?
いや、でも…
たぶんあたし今、
「あれ?ちゃん
顔真っ赤…恋ー?」
とドアに張り付いてる
あたしを大野さんがふにゃっとした
笑顔で見てくる。
『へ…へ!!?
ま…真っ赤…ですか!』
「うん…すっごい
タコみたい…ふふ」
た、タコって…タコって…
どうしよ…
『し、失礼します!
あ…相葉さんに4回にします。って
伝えてください!』
「4…回…うん。わかった」
不思議そうな顔をしながら
大野さんは楽屋に入っていった。
『ふぅ~…タコ…は…やばい』
ほっぺに手をあてると、
自分でも分かるくらいの熱さだった。