第5章 これは興味?*nino*side
「ちゃんは、
何でこの業界に?」
沈黙が続いて苦にならなかったけど
話してみた俺。
『そんなの気になるんですか?』
「えぇ…まぁ?」
『そうですね。
昔、停電したときに
お父さんがろうそくを出したんですよ。
その小さな光に何か感動っていうか
安心したんです。
それが…始まりですかね。』
「へぇ…ろうそく…ですか。」
『はい。
それからはイルミネーションとか、
お店の照明に興味津々になって…
それで…ですかね?』
「へぇ…何からしいですね…」
『え?…そうですか』
うん。なんか…あなたらしいです。
やっぱり興味なんですかね?
興味…ですか…