第4章 ニノの本気*相葉*side
「相葉さん、長くお願いしますよ?」
みんなでのリハが終わって、
始めに俺のソロのリハになると
ニノがそう言って
俺の肩をポンと叩いてきた。
ニノの向かう先はあの子。
ニノ…完全に本気じゃん。
「あぁ…ニノ止まんないね。
あれは恋なのか?
それともSな心?」
と歩きながら翔ちゃんが
笑ってそう言ってる。
俺にもニノの気持ちは不明。
でも…興味津々だろうね。
〈それでは相葉さん、
おねがいしまーす!〉
スタッフの声に曲が流れ始める。
でも、何故か俺の目は
ニノと話してるあの子の表情しか
映っていなかった。